Alaska bairdi crab

ズワイガニ バルダイ種

アラスカでは、紅鮭やスケソウダラ、赤魚、
縞ホッケなどの魚類の他に、
タラバガガニやズワイガニなどの
甲殻類も水揚げされます。
ここでは、アラスカのズワイガニの
バルダイ種について詳しく紹介します。

ズワイガニ バルダイ種とは?

バルダイ種は、日本海にはほとんど生息しておらず、ベーリング海の海域にあるアラスカなどから輸入されるとても珍しい蟹です。市場にあまり出回らないないため、日本人の私たちにとっては聞き馴染みないですが、ズワイガニの一種です。
アラスカで水揚げされるズワイガニには「オピリオ種」と「バルダイ種」があります。日本で一般的に知られるズワイガニ(=オピリオ種)よりも大きいことから、バルダイ種は別名「オオズワイガニ」と呼ばれています。
希少性が高いことから、カニ専門店やカニを観光資源としているまたは消費量が高いことで知られるエリアなどで扱われることが多く「最高級のズワイガニ」として名高い蟹です。

ズワイガニの見分け方

アラスカのズワイガニ漁

アラスカでは、漁業関係者や水産業界、州や連邦政府などの様々な管理機関と研究者や専門家が参加する透明性の高い仕組みにより、科学的な根拠に基づいて設定された責任ある漁業管理のもと厳しいルールに従って漁業が行われています。それは、ずっと先の未来にも天然の恵みを残していけるよう、生態系を守りながらサステイナブル(持続可能)な漁業を実現するために「天然資源の活用はサステイナブルな範囲で行われなければならない」と、60年以上も前から州憲法に定められた決まり事として明記されています。

アラスカでは、「オリピオ種」と「バルダイ種」の二種類のズワイガニが商業漁業の対象とされています。「オピリオ種」はベーリング海を中心に、「バルダイ種」はベーリング海や、東南アラスカ、Kodiak(コディアック)などに広く生息しており、その漁獲時期は、漁場によって異なります。

ズワイガニ漁
ズワイガニ漁

アラスカのズワイガニ漁は、それぞれのカニの生態など科学的な根拠に基づき、繁殖を阻害しない時期に漁獲ができるよう厳しく管理されている他、カニの甲羅の幅が一定以上の大きさに育ったオスのカニだけを漁獲対象とし、繁殖前の小さいカニを漁獲しないことで漁業がズワイガニの将来の個体数に与える影響を最小限に抑えるための取り組みも行われています。

カニ漁業を行う上でできる予防的な措置はすべて講じていますが、それでも資源調査の結果、特定の漁場において生存する個体数が一定数量を下回ることもあります。こうした場合、禁漁や枠の大幅な削減など、長期的な視野で資源量、つまりズワイガニを守るための措置が講じられます。

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味わいと栄養

ズワイガニよりも味が深く、コクがあり濃厚な味わいです。繊維が太くしっかりしているためプリプリとした弾力のある食感で食べ応えがあります。
肉厚のため、食感を楽しめるカニ鍋やカニしゃぶ、天ぷらなどに最適です。

カニしゃぶ
天ぷら
※料理写真はイメージです

また、バルダイ種は、強い筋肉を作るたんぱく質やコレステロール値や血圧を下げる効果があるとされるオメガ3脂肪酸、ビタミンB-12とDが豊富です。

栄養 栄養

アラスカは、
「サステイナブル・シーフード」の
パイオニアと言われ、
環境に優しい漁業を行っています。
そこで漁獲されたコクと濃厚な味わいの
ズワイガニ バルダイ種をご賞味ください。