スケソウダラ | アラスカシーフードマーケティング協会(消費者向け)

Alaska Pollock

スケソウダラ

自然豊かなアラスカの海は世界三大漁場とも称され、そこで育まれる多種多様なシーフードは世界中で愛されています。
日本でもアラスカ産の魚やその卵などは切り身や干物、冷凍食品など、様々な形で流通しており、日本の食卓に欠かせない存在と言っても過言ではありません。
ここでは、白身魚の代表格「スケソウダラ」について詳しくご紹介します。

スケソウダラってどんな魚?

スケソウダラ

「スケソウダラ」とは、日本はもちろん世界中で親しまれている天然の白身魚で、その資源規模は世界最大と言われています。
学名で「Gadus chalcogrammus」と表記され、この「Gadus」は「タラ科のマダラ属」を意味し、日本でもお馴染みの冬の味覚「真だら」と同じ魚種に分類されます。
アラスカで漁獲されるスケソウダラは、その誰からも愛されるやさしい味わいゆえに、調理や加工方法を選ばず、様々な料理や食品に活用されています。
例えば、ファストフードやカフェで定番のフィッシュバーガーや、日本の食品業界の三大発明に数えられているカニカマ、季節を問わず食卓に登場するちくわや魚肉ソーセージなどの練り製品の多くもこのスケソウダラが原料です。また、おにぎりやパスタの具材として大人気のたらこや明太子もスケソウダラの卵を原料に味付けの加工が施されています。その他にも骨や皮、卵巣や魚油も余すところなく世界中のマーケットで活用されています。

アラスカの海とスケソウダラ

冷たく美しく澄んだアラスカの海には、多種多様な海洋生物がのびのびと生息しています。スケソウダラもこの豊かな海に育まれるシーフードの一種で、ベーリング海やアラスカ湾など広大な海域の比較的深いところに生息しています。
冬の後半から春先にかけて、スケソウダラは大きな群れで大陸棚の浅い(90〜140 m)海域に移動して繁殖し、また餌場である深い(160-300 m)海域にもどります。主にオキアミや動物プランクトンなどを捕食して成長し、約2年で成魚となります。

アラスカのサステイナブルな
スケソウダラ漁

アラスカでは、世界中でサステイナビリティに注目が集まるようになる半世紀以上も前から水産資源のサステイナブルな開発と活用を目指し、さまざまな取組みを行ってきました。ずっと先の未来にも天然の恵みを残せるよう生態系を守りながら持続可能(サステイナブル)な漁業を実現することは、州憲法で定められた重要な決まり事であり、同時に海や山の恵みによって受け継がれてきたアラスカの文化に深く根差したものでもあります。
今ではアラスカは、サステイナブルな漁業のパイオニアと称され、その存在は世界中から大きな注目を集めています。
中でもアラスカのスケソウダラ漁は、世界最大規模のサステイナブル(持続可能)な漁業の成功例として高く評価されています。

厳しい漁業管理の中でも最も大事な要素のひとつに「漁獲量の設定」があります。これは、アラスカの水産資源が将来枯渇してしまうことがないように管理するためのものです。

そのプロセスは、毎年最先端の科学と広範な資源調査に基づきスケソウダラを含む様々な水産資源の個体数を推定するところから始まります。そこから「漁獲しても資源量が維持可能な漁獲量」を生物学的に割り出し、さらにこれを決して超えない水準で最終的な「漁獲可能量」を設定する、というものです。

その他にも、全ての漁船に検査官が乗船しモニタリングを徹底することや、ターゲット以外の魚の漁獲をできるかぎり回避する措置など、水産資源を守り、さらにそれを育むアラスカの海の生態系全体を守るための様々な取組みが行われています。

ベーリング海・アリューシャン列島 底漁業の漁獲量
ベーリング海・アリューシャン列島 底漁業の漁獲量

こうした取組みの積み重ねにより行われるアラスカのスケソウダラ漁は、持続可能な漁業として「責任ある漁業管理認証プログラム(RFM認証)」や「MSC(海洋管理協議会)認証」の2つの独立した第三者認証プログラムにより認証されています。

持続可能な認証水産物

またフィレやすり身、卵など、漁獲したスケソウダラから生産される製品は、一般的な牛豚鶏肉や植物性代替肉など他の多くのタンパク質よりもその生産過程において二酸化炭素排出量が少なくまさに地球環境にやさしいタンパク質であることが証明されています。

他のタンパク質と比較した天然スケトウダラ 魚卵の炭素の影響
他のタンパク質と比較した天然スケトウダラ すり身シーフードの炭素の影響
他のタンパク質と比較した天然スケトウダラ 魚卵の炭素の影響
他のタンパク質と比較した天然スケトウダラ すり身シーフードの炭素の影響

参照元:アラスカスケトウダラ生産者協会(GAPP)の「天然のアラスカ産スケソウダラを原料とする魚卵(たらこ、明太子)と練り製品(ちくわ、カニカマなど)のライフサイクルアセスメント(LCA)」に関するプレスリリース
※「天然スケトウダラ魚卵の炭素の影響」は、明太子やたらこの原料となる冷凍スケトウダラ卵(スケコ)を対象に算出
※「天然スケトウダラすり身シーフードの炭素の影響」は、水産ねり製品の原料となる冷凍すり身を対象に算出

日本の食卓と
スケソウダラの関係

スケソウダラの各部位

アラスカの海で漁獲されたスケソウダラは、クセや臭みが少なく誰からも愛されるやさしい味わいで調理や加工の方法を選ばず、世界中の様々なシーンで活用されています。
例えば、すり身は世界中で消費量が増えているカニカマやちくわなどの練り製品としてサラダやちょっとしたおかずとして食卓を彩ります。また、フィレはフィッシュバーガーなどの白身魚のフライに加工され、卵はたらこや明太子として調味加工され私たちの食卓に並びます。まさに、日本はアラスカ産スケソウダラの消費大国と言えます。

スケソウダラに含まれる栄養素

美味しくサステイナブルなアラスカ産スケソウダラには、体に良いとされる様々な栄養成分が含まれています。近年の研究で、スケソウダラのタンパク質が、「良質な」タンパク質であることが明らかになりました。この、健康で強い身体をつくるために有効なスケソウダラのタンパク質の特性が、社会の大きな注目を集めています。また、明太子やたらこの原料であるスケソウダラの卵に多く含まれる亜鉛やビタミンE、セレン、オメガ3脂肪酸などの栄養成分にも様々な健康効果が期待できることがわかってきています。

健康寿命に注目が集まる今、
身体にも環境にもやさしいアラスカ産スケソウダラを
つかった食品を毎日の食卓に取り入れてみよう!

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